約 3,244,825 件
https://w.atwiki.jp/neetura2/pages/1146.html
http //neetsha.com/inside/main.php?id=8541 2010 5/4 登録 不人気作家の酒場スレのレスから生まれたアンソロジー 300 名前:以下、光にかわりまして陰でお送りします。[sage] 投稿日:10/05/03(月) 12 26 17 ID 1y3EKQkM 一つの動作にも見せ方次第で変わるっていうのは激しく同意 同じ内容の漫画でも描く人によって全然違う漫画になる気がする。 何か企画物で同じ原作(同じ話、同じキャラデザイン) を何人かが同じページ数で描いて、それをたたき台にすれば 物凄く議論しやすそうだけど、 純粋に見せ方のレベル差がわかるもんで(しかも言い訳できない) 言っておいてなんだけど俺なら絶対にやらないわな 誰か後学のためにやってくれないかなぁ… 作者一覧 タイトル 作者 備考 お題1 お題2 お題3 お題1を仕上げた お第一 akinaka お題4「最強キャラが無双する漫画」 お題1仕上げ お題1を仕上げました あおただ お題1仕上げ HELP お題1仕上げてみた お題1仕上げ お題5 お題5仕上げました。 はしk じゃあお題2をやらせてもらおうじゃないか いわし お題2仕上が…てないね ゑびす お題1.5 4 お題1やった お題2やってみました ササニシキ お題4やってみますた お題3の誘惑に耐えきれなかった お題6 6仕上げ お題7 お題8 お題3名にこれ字がよめねえ プリングルス お題3読めた お題3を仕上げました。 リューコ お題2(いかに自分が冗長なのか思い知った 王立魔術院福利厚生部
https://w.atwiki.jp/zegapain/pages/317.html
【種別】関連商品/コミック 【著者】矢吹 豪 【発売日】2006/12/27 ¥924(税込) 【発売元】メディアワークス サンライズ公式ストーリー ゼーガペイン アンソロジー コミック電撃大王にて、2006年8月号より3ヶ月連続掲載された『ゼーガペイン外伝:AI AlWAYS』が単行本化。『AI ALWAYS』以外にも、多数の作家さんがいろいろな短編作品を寄せています。 【関連URL】 矢吹 豪・公式サイト ◆ キリヤドウ ◆ コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/neetura2/pages/1096.html
http //neetsha.com/inside/main.php?id=6703 2009 08/03 登録 素敵だね。男の子のアンソロだ。 作者一覧 タイトル 作者 備考 絶対加速クレッシェンド インカ帝国 絶対変速クレッシェンド 一コマ漫画 絶対倍速クレッシェンド ティッシュ 絶対遅刻クレッシェンド 絶対温速クレッシェンド 湯! ティッシュ 僕の妄想 第十一話「熟した果実と未熟な果実」千代路視点 関連項目 不死鳥 絶対加速クレッシェンド
https://w.atwiki.jp/rixyougi1234/pages/400.html
概要 『黄雷のガクトゥーン』本編では語られなかった“5つの異能事件を”5名のライターとイラストレーターが描くアンソロジーノベル。 値段は1800円+税。本はB5サイズ、全132ページとそれなりにデカく厚い。学園都市全図も収録している。 物語(公式HPより) 『幼虫夢寐~La Belle au bois dormant~』 作家:加納京太 絵師:東麻姫 1908年冬、思弁的探偵部に訪れた一組の兄弟にまつわる異能事件を描く一篇。 主要人物 ジャン・アントワーヌ・エミール・ファーブル ポール・アンリ・ファーブル 『朧藍のムーンシャイン』 作家:禾刀郷 絵師:霧生実奈 1906年春、密造酒《月光の雫》の力で学園都市に腐敗を蔓延させていく違法学生団に敢然と立ち向かう風紀警察の活躍を描く一篇。 主要人物 ジョージ・クラレンス・モラン レイチェル・チャンドラー マイク・ドーセット 『朱紅きプレリュード Prelude en rouge ecarlate』 作家:森瀬繚 絵師:文倉十 1905年、後に『53人委員会事件』として学園都市に知られることになる愉快犯型群発テロル事件とその真相を描く一篇。 主要人物 ジャン・ダスプリー モーリス・ルブラン ラフカディオ・ハーン ポール・ゴーギャン アメリア・イヤハート 『What a shining league』 作家:鋼屋ジン 絵師:Lem 1908年、『黄雷のガクトゥーン』本編の裏側で繰り広げられた自警学生(ヴィジランテ)と怪学生(ヴィラン)による戦いを描く。 主要人物 ダグラス・フェアバンクス オーギュスティーヌ・デュパン アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ コンラート・ファイト 『欺瞞の竜』 作家:桜井光 絵師:千枚葉 1909年4月、フランス政府の協力によって学園都市に施行された都市型情報網システム・ウォレスにまつわるニコラ・テスラの窮地とネオン・スカラの奮闘を描く一篇。 主要人物 メタ=クリッター・ジャバウォック 《猫婦人》 関連作品 黄雷のガクトゥーン 黄雷のガクトゥーン:シャイニングナイト 名前 コメント 合計: - 今日: - 昨日: -
https://w.atwiki.jp/skyentists_anthology/pages/11.html
概要 スタースクリームとスカイファイアーのバディとしての活躍を扱う公募型アンソロジー企画です。 カップリングではないのでご注意ください。 なお、執筆者の皆様にはアンソロジーの献本と、お礼の品を少々ご用意させて頂きます。 このページは追記・編集されることがあります。 Twitterで編集告知を出しますので、お手数ですが都度ご確認ください。(最終更新:20210/3/19 12 00) 募集作品形式 デジタル入稿のみの受付となります。申し訳ありません。 お一人様複数作品でも参加可能です。 ページ数の規定はありません。 右綴じA5サイズ(締め切りの早くなるオプション装丁) 小説 20行2段組10pt、1000字/ページ、余白綴じ代18mm、下部16㎜、その他13㎜、Word形式 漫画 グレースケールまたは白黒2値、600dpi、塗り足し3㎜、tiff形式 イラスト(カラー) 350dpi、CMYK、塗り足し3㎜、tiff形式 イラスト(グレースケール) 600dpi、塗り足し3㎜、tiff形式 いずれも左ページ始まりを念頭に原稿作成をお願いします。 漫画用テンプレートが必要な方はこちら 小説用テンプレート「バディアンソロテンプレ.docx」はPC版のこのページ下部からダウンロードできます。 原稿を作り慣れていない方はご相談ください。できる限りフォローさせて頂きます。 原稿の受け渡しはギガファイル便などのファイル受け渡しサービスをご利用ください。メールではイラストなどの大きなデータのやり取りができません。 スケジュール 変更有り! 詳細スケジュールはこちら ★アンケートへのご協力ありがとうございました。 締切をAHC合わせに変更致しました。 これに伴って執筆ページ数を増やしたい方がいらっしゃいましたら(大歓迎です)個別にお知らせください。 注意事項 ❕以下の要素を含む作品ではご参加頂けません。 アニメ/玩具/コミックス等公式作品、および同人作品のトレース カップリング要素/性的描写 擬人化/ケモ化など 現パロ/異世界転生など、本編の設定から著しく乖離するもの ★G1、コミックス、ヘケヘケ、QTF、サイバーバース、War for Cybertron SIEGE、ゲーム版WFC、トラ鉄、EWなど下敷きとする作品・時間軸は問いません。科学者時代や初代~The Movie迄など、捏造余地は沢山ありますので、そういった公式の時間軸を有効に、そして楽しくご活用いただければと思います! ★上記注意事項に触れるか否か判断が付かない場合、ネームなどの段階でお早めに主催までお問い合わせください。 参加者コメントのご依頼 本の最後に、執筆者様からのコメントを掲載するページを用意したいと考えています。 3/31の人数確定後、テンプレートを用意いたしますので今しばらくお待ちください。 主催者 しぇりぃ(サークル:ハナテン) アンソロ告知用Twitterアカウント Pixivアカウント ★オフ本でのアンソロジーの主催は初めてになります。どうか皆様の温かいご支援、ご鞭撻をお願いいたします。 主催側の不手際や気がかりなことがありましたら、どんな小さなことでもお気軽にお知らせくださいませ。 例)サイトが見づらいよ!など 印刷所 プリントオン様に決定いたしました!(6/28 updated!) 参加表明する トップページへ戻る
https://w.atwiki.jp/neetura2/pages/1130.html
http //neetsha.com/inside/main.php?id=8019 2010 2/17 登録 作者一覧 タイトル 作者 備考 にわかだけど結構知ってるよ ティッシュ 東方 桑石 マリアリは世界の合言葉 夢野ヒトミ☆ チルノちゃんだけは認める 穴水 我が身は死して護国の鬼と成りぬ ゆかりん! 俺の考えた東方キャラ 小町の乳のデカさは異常 ウォーZUNマン 穴水 霊夢 TAKASHI 東方なぁ。 俺も描こうとした… 虎政 東方in紅魔郷 東方同人界隈の怖い所 黒江紗府 作詞:村上明彦 作曲:辻畑鉄也 獅之宮璃霞 マスターアジア 東方処方箋 俺の考えた東方キャラ改 紅楼夢で20部出なかったときは流石に筆を折りそうになった 王立魔術院福利厚生部 東方
https://w.atwiki.jp/neetura2/pages/1135.html
http //neetsha.com/inside/main.php?id=8313 2010 03/26 登録 編集部スレ ヒロインを棺桶に入れて埋葬するアンソロジーFA祭り http //yy21.kakiko.com/test/read.cgi/neetsha/1267983747/ 作者一覧 タイトル 作者 備考 おぎゃwwww get away 静脈 あああ・・ 今昔coffin いわし a 砂糖 くるるさんの学校せいふく まあ図 能力バトル とある幽霊の弔電辞報 プリングルス ンビロ クック たし殺 が れあだ キツバ チャレンジ 埋葬 TAKASHI 短編ネーム 棺スキー 本スレinアート
https://w.atwiki.jp/neetura2/pages/537.html
http //neetsha.com/inside/main.php?id=5998 2009 4/1 登録 ファンノベル。 作者一覧 タイトル 作者 備考 GAME FN「猫人になりたがった人人 やさぐれぱんだ 賭博断罪録ルカジFN「賭博濁流録ミライ」 顎男 Killer FN「Black Dog」 牧根句郎 絶夢FN「続夢」」 akinaka
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/15876.html
廉価版アンソロジードラマCD BOX テイルズ オブ ファンタジア +目次 概要 コメント 関連リンク関連項目 被リンクページ 概要 商品名 廉価版アンソロジードラマCD BOX テイルズ オブ ファンタジア 分類 ドラマCD 発売日 2006年3月10日 販売/出版 フロンティアワークス 品番 FCCT−9002 価格 7,140円(税込) 商品画像 「テイルズ オブ」シリーズ10周年を記念し、これまでに発売され好評を博した「テイルズ オブ ファンタジア」のアンソロジードラマCD3巻が豪華特製BOXセット、廉価版にて発売。豪華特製BOXは、松竹徳幸氏の描き下ろし。初回限定生産。 製品仕様 ●豪華特製BOX(松竹徳幸氏描き下ろし) ●ピクチャーレーベル ●ジャケットサイズカード1枚 コメント ドラマCD テイルズ オブ ファンタジア アンソロジー(全2巻)とキャラトークCD テイルズ オブ ファンタジア 〜パニックワールド〜 (仮)を収録した、廉価版ドラマCD BOX 関連リンク 関連項目 関連商品:ドラマCD テイルズ オブ ファンタジア アンソロジー 関連商品:キャラトークCD テイルズ オブ ファンタジア 〜パニックワールド〜 (仮) 被リンクページ 関連商品:ファンタジア ▲
https://w.atwiki.jp/tohokusf/pages/258.html
東北大SF研 アンソロジー部会 「月の光 現代中国SFアンソロジー」 ケン・リュウ 編 大森望等 訳 序論 今までは注目されていなかった中国SFは、「三体」の出版によって一気に人気を得て、今となってもはや英語圏SFに次ぐ最も注目されている海外SFと言ってもいいだろう。特に2020年には、多くの中国SF作品の和訳が出版され、大豊作の一年となっている。その中に特におすすめしたいのが「月の光 現代中国SFアンソロジー」というアンソロジーである。 本書に収録された作品の数が多く、各性別各年齢層の作者と中国SFの様々な側面やサブジャンルをカバーしている。ヒューゴー賞レベルの作品がないものの、面白くて読みやすい作品が多い。また、最後に収録された三つのエッセイでアカデミック的な視点から中国SFを知ることもできる。即ち、本書は各方面から考えると中国SFの入門書としてはちょうどいい一冊だと思う。 もちろんここに選ばれた作品はケン・リュウの好みに基づいたものであり、ベスト集というつもりでもないのが前書きに書かれている。本書は決して中国SFの全て、また中国SFの最高峰を反映しているわけではないのが注意されたい。 編者紹介 ケン・リュウ。中国系アメリカ人作家、幼年期にアメリカへ渡り、その後、英語でSF小説を創作し始めた。アジア的な背景や自分のマイノリティ・アイデンティティを生かした作品が多い。また、中国SF翻訳者としても活躍している。特に「三体」を英訳した後、世界的な中国SFブームの先頭を切り、今までほとんど紹介されていなかった中国SFを紹介し、英訳を通じて世界に広げた。日本においてもケン・リュウの英訳を介して和訳された中国SFが数多く存在している。 功績が非常に大きいとはいえ、ケン・リュウがアメリカ人であり、彼の手を介して出された翻訳、アンソロジーが主にアメリカ市場向けであることを忘れないでほしい。即ち、ケン・リュウの翻訳、アンソロジーにはどうしてもアメリカの視点が入りがち、但し今回はそれをうまく抑止したような気がする。 作品解説 「月の光」 著者 劉慈欣 本作の著者劉慈欣は「三体」の作者であり、中国SFにおいて最高峰に立つ作家として認識されている。「月の光」はそこまで優れた短編作品ではないものの、彼の特徴をよく反映し、短くて読みやすい作品ではある。 作品が発表されたのは2009年初頭、2008年の経済危機の爪痕がまだ残っている。経済危機の対策の一環として、中国政府は2008年の年末に四兆人民元の投資計画を打ち出した。計画によると、投資は主にインフラと福祉に回す予定だったが、研究とハイテク産業への投資も注目されていた。小説に頻繁に出てきた四兆元は恐らくこの投資計画のことを指している。 経済危機のことを描いていないとはいえ、主人公が経験しているさまよい、未来への不安、重大な決断による圧力などの感情はその時代の読者にとって非常に共感しやすいのではないかと思う。とある時代の読者の共通的な経験、感情を抽象化して主人公の物語に再現させるのが劉慈欣の作品における特徴の一つである。 本作には未来社会のエネルギー源について二つの仮想案が出されている。作品の長さに制限され、詳しく展開されていなかった。しかしその合理的に見えながらも狂想的なスケールと鋭いスケッチはやはり何度読んでも想像を膨らませ、感心させるような素晴らしい文字となっていると思う。火力発電所のエンジニア出身という経緯もあって、劉慈欣は工学的なSFガジェットの創作に長けている。特に地球の深くまで掘るという行為に関して、他の短編作品では中核的なガジェットとなって、より詳しく展開されている。劉慈欣はゼロ年代に活躍していた作家なので、ガジェットが古臭いと思われても致し方がない。しかし裏返すと、SF黄金時代のレトロ的なガジェットがゼロ年代で、今まで知られていなかった別の国の作家によって再び描かれることで、新たな魅力を得たのではないか。実際、中国以外において劉慈欣の作品を評価する人々にはそう思っている人は少なくないような気がする。 最後、また現実の話に戻そう。2008年の経済危機の後に実行された四兆人民元の投資計画は多くのインフラプロジェクトと企業の助けとなったが、結局投資をもらった企業はほとんどの金を不動産投資に費やした。その結果、四兆人民元計画は経済の回復とインフラの整備を多少実現したが、不動産バブルという爆弾が益々危険になる。本文の最後尾で無に戻った主人公の努力は、現実に起きた滑稽劇に対する諷刺と嘆きとなっているのではないかと思う。 更に大きな視点からみると、本文で繰り返して強調された「市場原理」、「新しいテクノロジーによる救済」などの概念とそれらの概念に基づいた努力が果たした虚しい結末が、資本主義社会における市場原理に対する狂熱的な信仰、及びテクノロジーの発展は必ずよりいい生活をもたらせるという約束が、如何に虚しいなのかを示しているのではないかと思う。 「サリンジャーと朝鮮人」 著者 韓松 ぶっちゃけに言うと、この作品は解説してはならぬヒドイ作品なのである。展開もガジェットもおちも何もかもめちゃくちゃ。そのゆえ僕が初めて読んだ時はサリンジャーについてほとんど何も知らなかったにも関わらず、大笑いにして大満足した。 作者である韓松にとって、「サリンジャーと朝鮮人」は割と変則的な作品である。国営大手メディア新華社で記者として働いている韓松は、記者っぽくてマジックリアリズム的な作品を多く書いている。グロテスク、重苦しい、理不尽などの感覚が彼のほとんどの作品を支配し、こんなド直球なユーモアが滅多に見られない。 と言っても本作はただのコメディではない。というのが、サリンジャーの人生と「ライ麦畑でつかまえて」という小説の内容や主旨について、本作は中途半端で合致している。例えばサリンジャーは1950年代(30歳くらい)以降ほとんど作品を発表しておらず、ニューハンプシャーのド田舎の山の上で小屋を建て、ご隠居さんみたいな生活を送っていた。「ライ麦畑でつかまえて」を読んだ上で本作を読み返すと、更なる楽しみが得られ、理解を深めることができるだろう。 では本作は一体何を伝いたいのだろう。韓松という作家はひねくれものであり、決して作品の主義主張を安易に見いだせてくれないのである。その故、彼の作品を読み解く際に過剰に考える必要ながなく、むしろ作品の雰囲気を真剣に感じる方こそ、作者の意図に近づくことができる。ということで、素直にテキストを受け入れれば、本作は資本主義を否定しながらも、朝鮮人が代表している社会主義は決して資本主義の代わりになれないという観点が見出せると思う。おちに「中国人」の登場とそれに関連する内容は、資本主義と社会主義の関係を暗示する寓話だと思い、そして最後の一文はこの二つの主義が否定された末にたどり着いた虚無を語っているのだと思う。もちろん他の解読も大歓迎です。柔軟かつ多様な視点から作品を解読することができるのも韓松の作品特徴の一つなのである。 「未来病史」 著者 陳鰍帆(スタンリー・チェン) 物語の体すらなっていなさそうなこの作品は、陳鰍帆の作風から大きく離れている。しかし、本作品は陳鰍帆、そして中国SFの大きな潜在力を反映していると思う。陳鰍帆は中国SF作家の中の若い世代の代表として、今までの作品はエンタメがメインだった。別にエンタメがダメというわけでもないが、そればかりやるとやはり期待できなくなる。しかし本作では陳の独特な社会観察とそれに基づいた思考がみっちり詰め込んでいる。実際、社会に対する独特な観察と、その観察を生々しい描写に生かすのが陳鰍帆の作品の最も優れたところだと思う。陳鰍帆本人もこれを意識して、リアリズム的な作家と自称している。「未来病史」の各節はあらすじみたいに、どちらも一つの作品になりそう。これだけのあらすじをかけることが、陳鰍帆の底力と蓄積が期待に値すると思う。 作品そのものに戻ろう。九つの仮想病気を通じて、陳鰍帆は自分が想像した未来社会のイメージを技術の発展や突如の異変に介して正当化、合理化させてあたかも実在したように描いた。その末に、作者であるスタンリーは自分の意図を強調し、この作品は今の人々に対する警告と祝福であることを宣言した。作者はGoogleをはじめとする大手IT会社に勤めて今でもAIによる小説創作を試みているという経緯で、多くの病気は情報技術と関連している。 関連書目 「三体」、「三体2」 著者 劉慈欣 「折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー」 編者 ケン・リュウ 「完全な真空」 著者 スタニスワフ・レム 「荒潮」 著者 陳鰍帆 その他の中国SF関連書目のまとめ: https //scrapbox.io/ryray-sf-bookguide/%E3%83%A1%E3%83%A2%EF%BC%9A%E7%8F%BE%E5%9C%A8%E6%89%8B%E3%81%AB%E5%85%A5%E3%82%8B%E4%B8%AD%E5%9B%BD%EF%BC%B3%EF%BC%A6%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88